終戦記念日雑感 [記念日]
これまで幾度となく迎えたこの日だが年とともに当時のことが消えつつある事を耳にして見過ごすわけには行かない気がしてきた。
大きな出来事などはいろいろな形でデータとして残される筈だが当時を生きた一人、一人がそれぞれの時と場所で遭遇した小さな出来事や体験が簡単に消えてしまっても良い程意味が無いものとは思えない。形式はともあれ事実としてそれが残す事が出来ればと考えている。
戦争が始まったのは6歳のときだった。終戦は10歳で迎えた。
終戦の日は今日と同じ暑い日だった。
空襲を受けたばかりの街からは煙がまだ立ち昇り燻っていた。ラジオが聞こえる場所には人々が集っていた。
何も考えられない虚脱に包まれた暑い日だった。
戦争が始まる前も、戦争が続いているときも、戦争が終わった後も子どもたちには厳しく、辛い戦争だった。
戦場には行かなかったけれど・・・・・・・
終戦記念日を迎えてこんな事を考えた。
2007・8・15
2007-08-15 22:00
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0